保育園の送り迎え、平日の参観、帰宅後の夕食準備など、
パパとママの両方が、育児しながらムリなく働けること。
子育て中も、そうでない人も、職場全員で助け合い、
誰もが自分らしく働けること。
そして「育児」が、夫婦や家族だけでなく、職場、地域、行政、サービス、
社会全体を巻き込んだ、本当の意味での「
みんなにとって働きやすく・暮らしやすくなるはず。
そんな想いから、「
一昔前に比べて、男性の育児休業取得率はあがってきているものの、
家事・育児参画は十分ではありません。
“ワンオペ育児”や“とるだけ育休”、家庭と仕事の両立を難しくしている
長時間労働や職場環境など、まだまだ課題だらけ。
これからは個人の意識改革や各種制度の充実だけではなく、
雇用環境・職場風土の改善など、
企業をはじめとした社会全体への働きかけが不可欠です。
職場も家庭も、誰かひとりが負担を抱え込む「ワンオペ」から脱却し、
みんなで「共に育てる」に取り組める世の中を目指して。
8月下旬~9月頃予定
セミナー・イベント情報
-
2025.07.30記者会見レポート
共育(トモイク)プロジェクト「調査結果公表イベント」を開催しました
共育(トモイク)プロジェクトでは、7月30日(水)に、「令和6年度育児休業取得率の調査結果」および「若年層における仕事と育児の両立に関する意識調査の結果(速報)」の公表イベントを行いました。
実施概要
- 実施日
- 2025年7月30日(水)12:30~13:30
- 会場
- 厚生労働省会見室
- 登壇者
-
共育(トモイク)プロジェクト推進委員
座長 羽生 祥子 氏、佐藤 竜也 氏
厚生労働省雇用環境・均等局職業生活両立課長
上田 真由美
- 内 容
-
①「令和6年度育児休業取得率の調査結果(雇用均等基本調査)」のポイントについて
②「若年層における仕事と育児の両立に関する意識調査結果(速報)」について
③調査結果を踏まえたメッセージ
④質疑応答・フォトセッション
調査結果サマリー
- ・令和6年度の男性育休取得率は40.5%。令和5年度より10.4ポイント上昇し、過去最高となりました。
- ・若年層の共育てに対する意識については、「共育てをしたいが、実現のためには社会や職場の支援が必要だと思う(64.8%)」との回答が最も多くなっています。
- ・家庭と仕事(キャリア)の優先順位付け、育休取得や育児・家事において、約7割の若年層が「性別は関係ない」と回答しています。
- ・若年社会人の7割以上が、育休取得意向ありと回答しています。さらに、そのうちの約8割が、1か月以上の育休取得を希望しています。
- ・若年層の約7割が、会社を選ぶときに「仕事(キャリア)とプライベートの両立」を意識しています。一方、若年層の約7割が「仕事と育児の両立に不安がある」と感じています。
- ・若年社会人が考える「子育て期間」の理想の働き方については、「仕事と家庭を両立できること」や「柔軟に働けること」の回答が多くなっています。また、理想の働き方が実現した際に、「仕事のモチベーションが高まる」と回答したのは74.4%となっています。一方で、理想の働き方ができていない若年社会人は、理想の働き方ができている人に比べて、子育て期間において、離職意向が24.3ポイント高くなっています。
- ・若年層が就活で重視する「結婚や出産に関わる情報」として、回答が最も多かったのは「男性の育休取得率」で、次いで「育休取得者へのサポート体制」、「育児に関する支援内容」となっています。
- ・若年社会人が理想の働き方を実現するために求める支援として、「残業時間の抑制」、「在宅勤務の活用」、「有給休暇取得の促進」が多いこともわかりました。
会見動画
配布資料
-
[ 令和6年度育児休業取得率(雇用均等基本調査)のポイントについて ]
ダウンロード(PDF形式) -
[ 若年層における仕事と育児の両立の関する意識調査(速報) ]
ダウンロード(PDF形式)
-
2025.07.04記者会見レポート
厚生労働省は、令和7年7月4日(金)に、「イクメンプロジェクト」の後継事業に関する記者会見を行い、「共育(トモイク)プロジェクト」を開始することを発表いたしました
「共育(トモイク)プロジェクト」の推進委員会座長である羽生 祥子氏(株式会社羽生プロ 代表取締役社長)が、プロジェクト名およびロゴマークの発表、プロジェクトに込めた想いの説明、子育て経験や「共育て」の分野に知見のある推進委員11名の紹介等を行い、新たなステージに進む本プロジェクトについての決意と意気込みを語りました。
会見の概要
- 会見名
- 「イクメンプロジェクト」の後継事業に関する記者発表イベント
- 日時
- 令和7年7月4日(金)12時30分~13時30分
- 会場
- 厚生労働省会見室
- 登壇者
-
イクメンプロジェクト推進委員
- 駒崎 弘樹 氏
- つながりAI株式会社 代表取締役
- 小室 淑恵 氏
- 株式会社ワーク・ライフバランス 代表取締役社長
共育(トモイク)プロジェクト推進委員
- 羽生 祥子 氏(座長)
- 著作家/メディアプロデューサー
株式会社羽生プロ 代表取締役社長
- 林田 香織 氏
- NPO法人ファザーリング・ジャパン理事
wonderLife LLP 代表
- 平野 翔大 氏
- Daddy Support協会 代表理事
- 参加対象者
- 報道関係者
- 主な内容
-
①イクメンプロジェクトについて
・プロジェクト移行の経緯
・これまでの活動報告や成果②共育(トモイク)プロジェクトについて
・プロジェクト名・ロゴ・コンセプト発表
・推進委員紹介
・共育(トモイク)プロジェクトの事業方針③質疑応答
④フォトセッション
新プロジェクトの概要
- プロジェクト名
共育 プロジェクト
~ 職場も家庭も脱ワンオペ。「共に育てる」に取り組める社会へ。~- プロジェクトのロゴ
-
- ロゴの
コンセプト -
それぞれ異なる色が支え合って初めて、子育ては“ワンオペ”ではなく“みんなで担う”ものになることを表現。
社会全体でひとつのパズルを完成させるように、みんなで協力して共育てを実現したいという想いが込められています。 - プロジェクトの方針
-
・男性の育児休業の取得促進
・女性に家事・育児の負担が偏っている状況の改善
・男性の家事・育児参画を阻害している職場の「働き方」の見直しの推進
- 今後予定している活動の一例
-
・企業向けセミナー・シンポジウムの実施
・企業版両親学級の取組促進(研修資料や動画の作成・配信、タスクシェアの見える化の推進等)
・若年層向け意識調査・結果発表記者会見の実施
・個人・若年層向けオンラインセミナーの実施(男性の育休取得をきっかけとした家庭内の家事・育児分担や働き方の見直し、タスクシェアの推進等)
・「共育(トモイク)の推進」に向けたコンテンツの発信(共育プロジェクト公式サイトを開設し、投稿型コンテンツで職場・家庭内における「共育(トモイク)」のヒントを発信等)等
共育 プロジェクト推進委員※五十音順
-
大久保 髙明
有限会社フタバスポーツ 代表取締役
協同組合日専連旭川 副理事長・
株式会社日専連旭川 常務取締役
一般社団法人UBS 代表理事・
全国中小企業青年中央会 第15代会長 -
大畑 愼護
株式会社ワーク・ライフバランス
働き方改革コンサルタント
経営企画室室長 -
上条 厚子
NPO法人ママライフバランス
(親のがっこう)
代表理事 -
佐藤 竜也
株式会社カラダノート
代表取締役 -
多賀 太
関西大学 文学部 教授
一般社団法人チェンジングメン
共同代表 -
田中 茜
東北文化学園大学
現代社会学部 助教 -
羽生 祥子
株式会社羽生プロ
代表取締役社長
著作家・メディアプロデューサー -
林田 香織
NPO法人ファザーリング・
ジャパン
理事
wonderLife LLP 代表 -
平野 翔大
一般社団法人Daddy Support
協会
代表理事
産業医・産婦人科医 -
広中 秀俊
育Qドットコム株式会社
代表取締役社長 -
渡邉 将基
新R25編集長