セミナー・イベント
各地の共育イベント情報
愛知県名古屋市 共育イベント情報
2025.10.03 更新
大学生・当事者と共に考える「本当に働きやすい会社」とは?
本イベントは男性育休を推進する事業の一環で実施した。今年度は3回連続イベントとし、大学生、男性育休取得当事者、社会人ボランティアの異なる3つの視点から、現在の男性が長期で育休を取得しにくい、また復帰したあと子育てと両立することが難しいという課題について、チームに分かれて分析し、先進事例などを調べて、最終日には大学生から企業に提案・発表を行った。
<開催概要>
日時:2025年①8/5、②8/19、③9/9(全て火曜日)10:45~12:45
場所:①③名古屋市子ども・子育て支援センター、②オンライン
主催:名古屋市子ども・子育て支援センター
共催:なし
参加者:社会人ボランティア(3名)、男性育休取得経験者(3名)、大学生(4名)
※9/9は成果発表会として広く参加者を募集し、会場受講10名、オンライン聴講7名の参加があった。
成果発表後は、会場受講者・社会人ボランティア・当事者・学生で意見交流会を実施し、発表内容についてのフィードバックや、細かな背景への質問など積極的に交流が行われた。
今回、3回連続で実施し、かつ最終回を成果発表会としたことで、ただ知識を学ぶだけではなく、参加者が能動的に課題解決に向けて行動するためのイベントとなった。
また、普段交わる機会の少ない、異なる属性の参加者を募集してイベントを実施したことが、広く社会全体で「子育てと仕事の両立」について考えるきっかけになったと思う。
参加者の声
<9/9参加者(企業担当者)より>
・学生リターンシップというアイデアは今まで考えていなかったので参考になりました。育休者の業務を引き継いだ方の本音は、知ることができて良かったです。
・会社・職場・個人(当事者)3つの視点に分けてそれぞれにとってメリットがあるような提案をされていて良かったです。
・やはり他者とのつながりは助けになると改めて感じました。1on1が流行っていますが、上司の聴くスキルをどう上げるかも課題だと思いました。プライベートも含めた自己開示ができる安心できる職場づくり、大事ですね。
・育休の申し訳なさ、上司が変わるきっかけが必要。育休の目的を共有する大事さを訴えてくださってとても大事だなと思いました。全体的に流れがわかりやすかったです。
・同期会の場を企業が用意できると、男性も女性も色々話ができるのだろうなと感じました。介護などにも目を向け、両立者としては少数派ではないなど、客観的な視点が素晴らしいとと思いました。子育てに限らず、働くことに関わる多様性に着目された点がよかったです!
・学生が、主体的で明るい未来が見えました。これからを楽しみにしています。赤ちゃん顔写真の掲示などは、不妊治療を行っている従業員への配慮など、難しい点もあるなと思いましたが、とても素晴らしい発想だと思いました。
・成果発表会がこの1回ではもったいない!採用に悩む中小企業の社長は絶対に聞いた方がいい。
<当事者より>
・学生の方の考え方を生に触れてとても参考になったし、企業の方も学生の方の意見を真摯に聞かれていて、確かに学生のの意見を直接聞ける場って中々ないよなと感じ、有意義な会だと思った。
・大学生の意見はとても新鮮で、今後の新人育成の際にも参考にしたいと思った。今回のイベントをきっかけに、自分が育休を取得した間の同僚の生の声を聞くことができ、改めて感謝の気持ちが芽生えた。
<学生より>
・育休を取った方の生の意見を聞けて制度の在り方を考えるきっかけになった。パワポの作り方を指導していただけたのが1番印象的です。社会人の方とのグループワークは初めての経験ですごく刺激的で面白かったしたくさんのことを学びました。
お問合せ先
名古屋市子ども・子育て支援センター
TEL:052-262-2372
Mail:station@758kids.jpn.org
https://www.kosodate.city.nagoya.jp/